
ランニングをしていて、こんな悩みはありませんか?
- 走ると膝や腰が痛くなる
- 距離が伸びるとどこかが痛む
- ストレッチやケアをしても繰り返す
- フォームを意識してもなかなか改善しない
そして、その悩みを解決するために、
「お尻を使って走ろう」
「真下着地を意識しよう」
「腕振りで推進力をつけよう」
など、様々なことを意識されているかもしれません。
もちろん、どれも間違いではありません。
でも実際のところ、
「意識しているのに痛みが消えない」
「フォームを変えたのに楽にならない」
「自分には走りの才能がないのかな」
そのように思う人が多いのも事実です。
そこで今回のコラムでは、痛める人の共通点とその理由をわかりやすく解説していきます。
最後までお読みいただければ、
そんな状態をつくるためのヒントがわかります。
RunSunJapanがお伝えする、「感覚を育てるランニング」の核であり、今後のトレーニングの軸となる重要な内容になります。
実際に10年間タイムが伸びず諦めていた方が、今回の内容を知り、たった3ヶ月のトレーニングをしただけで、大幅に自己ベストを更新しました。
ワラーチを買って終わりではなく、使いこなすためにも、ぜひ最後までお読みいただけると嬉しいです。
そもそも、なぜ腰や膝が痛くなるのか?

腰や膝が痛くなる要因は足・腰・体幹・腕など様々なところにあります。
ただ、どこに要因があろうとも、全てに通じることがあります。それが、
『身体の一部に頼りすぎた走り方』
になっていることです。
本来、走るという動きは「全身の連動」で行われます。しかし多くの人は、
「足は真下に着く」
「お尻で走る」
「腕は少し後ろで振る」
など、かき集めたバラバラな情報を実践する、つまり「連動が全くないような動き」になってしまっています。
その結果、足裏からの衝撃を分散することができず、長く走ると痛みが出てしまうのです。
ケガをしにくく、ラクに走れる人の共通点
ランニングというと「走る=足を使う」とイメージする方がほとんどです。
そのため、多くの人は痛みの原因を足・膝・ふくらはぎ・太もも・お尻といった、「下半身」にあると想像します。
でも実は、痛みの根本原因はまったく別の場所にあります。それは…
『胸椎の動き』なのです。

胸椎=胸まわりの動きが悪い人こそが、ケガや痛みを生じやすいのです。
ここを理解できるかどうかで、走りは180度変わるので、「なんだか難しそう…」と諦めず、読み続けていただけると嬉しいです。
胸椎ってなに?
私たちの背骨には26個の骨があります。

胸椎は漢字のごとく、胸の位置にある背骨のことをいいます。肋骨がついている部分が胸椎とイメージするとよいでしょう。
ランニングは、足を前後に動かして進む直線運動と思われがちですが、
実際は風の抵抗を受け流すように身体を左右にねじる、つまり背骨の回旋運動を繰り返しています。
そして、その回旋運動の軸になるのが「胸椎」です。

現代はデスクワークの人が多いため、胸椎の回旋運動が苦手な方が非常に多いです。そのため、代わりに腰椎や頚椎を過剰に使ってしまい、
といった痛みが起こりやすいのです。
そして胸椎はランニングにおいて重要になる
- 呼吸
- 全身の連動
の軸となる存在です。
その理由をそれぞれ解説します。
呼吸がランニングに与える影響
長く・速く走ると息が苦しくなるというのは誰しもが知っていること。
では、ランニングをする際、呼吸の役割はなんでしょうか?
一番の役割は『全身に酸素を送って、エネルギーに変えること』です。
呼吸が浅くなってしまうと、酸素が全身に送られず、
- すぐに疲れる
- 筋肉が思うように動かない
- 体が緊張しやすくなる
といった状態になります。
寝不足や疲れが溜まっている時に走ると、すぐに息が上がるのはまさに呼吸の浅さのせいでしょう。
では、呼吸と胸椎の動きはどんな関係があるのか?
解剖学的なことをいうと難しくなるので、簡単に話すと…
息を吸う→空気が肺に入り膨らむ→肋骨が広がる
息を吐く→空気が肺から出る→肋骨が閉じる
このように、呼吸のたびに胸まわりが動きますよね。

ここで胸椎がしなやかに動かせると、胸全体の動きも良くなり、深い呼吸ができるようになります。
そして全身に酸素が送られ、
といった変化が起きます。
反対に、胸椎の動きが悪ければ一呼吸で送られる酸素量が減り、心身ともに辛いランニングになるでしょう。
呼吸ひとつでも、走りのラクさは大きく変わっていくのです。
SNSの情報で解決しないワケ

ランニングと筋トレの大きな違いはなんだと思いますか?
有酸素運動と無酸素運動というのも間違いではありませんが、身体の使い方が大きく異なります。
筋トレは一箇所の筋肉に焦点を当てて、そこだけを肥大することが目的です。
だから、鍛える筋肉以外の場所はできる限り固定することが多いです。
しかし、ランニングでは一箇所だけを動かすという瞬間はありません。足先から頭の先まで、常に連動しながら動き続けます。
それにも関わらず、昨今のSNS情報では
- タイムが伸びる腕振り
- お尻を使った走り方
- フォアフットの方法
など、全てが別々のことのように解説されているものが多いです。まさに筋トレのような発想ではないかと私は思うのです。
これではいつまで経っても、しなやかでラクな走りを身につけるのは難しいでしょう。
では、どうしたら全身が連動して、無駄のない走りができるようになるのか?
その鍵を握るのが、やはり「胸椎」です。
全身の連動が「ラクな走り」を作る
胸椎には『脊髄(せきずい)』という脳から出ている神経の束が通っています。
私たちが身体を動かすメカニズムは以前のコラムで紹介しましたが、
脳で指令を出す→神経を通して指令が伝わる→筋肉が収縮する
この流れで身体が動きます。

脊髄は全身運動の軸となる神経がたくさん集まっており、ここがうまく働かないと身体の動きがバラバラになります。
その結果、余計な力がかかり、疲れやすい効率の悪い走りになってしまいます。
反対に、胸椎の動きがよく、神経が正しく繋がっていくと、
まさに全身が連動したラクで効率の良い走りができるようになるのです。
指令を出す中心である胸椎の動きをよくすれば、お尻・腕振り・足の着地など芋づる式のように良い変化が起こっていきます。
ある意味、効率のいいトレーニングとも言えるかもしれません。

実際に3ヶ月で自己ベストを更新した方は、リュックを背負って走った時に、胸椎が左右にねじれることに気づきました。
そして、胸椎が動く→自然に腕が振れる→力が抜けてラクに走れるということを発見したのです。
そこから普段のランニングでも胸椎を意識しただけで、自然とお尻が使えるようになり、足だけで走るフォームがみるみる変わっていきました。
その結果、マラソンで毎回足を攣っていたのに、一度も止まることなく自己ベストを更新したのです。
胸椎運動の重要性を改めて実感した出来事でした。
ワラーチが「全身の連動」を教えてくれる
RunSunワラーチは、靴に比べて足裏の感覚がダイレクトに全身に伝わります。
だからこそ、胸椎の動きが悪く、全身が連動していないと脚への負担が大きく感じます。
反対に、うまく動けていると全身がラクに感じます。
つまり、RunSunワラーチは自分の身体の使い方を教えてくれるツールになる履き物なのです。
だから、「足を真下に着こう」なんて考えなくても、
全身の感覚が一番ラクになる場所はどこかな?と一歩一歩探求して走れば、自然と真下着地は習得できるものです。
そして、全身が連動した走りができているかどうかというのは、人から評価してもらうものではありません。
『自分で感じる』しかないのです。
だからこそ、RunSunワラーチを使って、自分の身体との対話を楽しんでいただけたら嬉しいです。

RunSunでフォーム練習会を開催します
RunSunワラーチを履いているけれど、
- この走り方で合っているのかな?
- もっとラクに走れるようになりたい
- 痛みや怪我を減らしたい
- タイムを伸ばしたい
そんな方に向けた、フォーム練習会を開催します!
RunSunJapanトレーナーである私が直接身体の使い方をレクチャーします。
<こんな方におすすめ>
<開催概要>
開催日:2026年6月7日(日)
時間:AM7:30〜9:30
場所:国立競技場付近(東京都新宿区)
定員数:10名
参加費:2,200円
RunSunワラーチは、ただ履くだけの道具ではありません。
足裏の感覚、身体の連動、自然な接地を感じることで、走り方そのものを見直すきっかけになります。
このイベントを通じて、「ラクに走れる」「気持ちよく進める」感覚を一緒に探していきましょう!
まとめ
今回のコラムもいかがだったでしょうか?
「お尻で走れ!」という言葉は聞いたことがあるかもしれませんが、『胸椎で走れ!』は初めての視点だったかもしれません。
ただ、
そんな悩みを抱えている方は、ぜひ今回の内容を参考にしてみてくださいね。
胸椎運動のトレーニングについては、今後のコラムや動画で配信しようと考えているので、楽しみにしていてくださいね!
この記事を書いた人

望月 竜弥 /RunSunJapanトレーナー
<経歴・実績>
- 2007年Jリーグ京都サンガF.C.のトレーナー
- 2007〜2009年大学野球・大学ラグビー選手の治療・トレーナー
- 2018〜2020年市民ランナー向けのランニング教室運営
- 千葉県にて子どもの体操教室や大人向けの運動学習塾を運営中
- RunSunワラーチ販売店
<保有資格>
- 鍼灸あん摩マッサージ指圧師(国家資格)




